タイ長期滞在ビザ
タイ長期滞在とビザ
タイに長期滞在するにはビザが必要です。
タイに限らず、世界各国でビザの取得要件は年々厳しくなっています。かつてはビザなしで何度でも入出国が可能で、入出国を繰り返すことで長期滞在が実現できていた国々でも、最近はそうした長期滞在者が引き起こす不法就労で、自国民の就労の機会が奪われたり、犯罪が増えたりする懸念からビザ取得が義務付けられることが増えているようです。
タイも同様で、現在でもビザなし観光での入国も可能ですが、頻繁に入出国したり、年間のうち180日を超えてタイに滞在を希望する場合は、ビザの取得を求められます。
タイに長期滞在できるビザとは
長期滞在のできるビザは、滞在の目的によっても変わってきます。
タイで働く場合には、就労のためのビザが必要です。
ビジネスビザ ノンイミグラント-B/IB(就労/ワーキング)
タイ国内で働くためのビザです。タイで就職する会社からの招聘される形での申請となり、90日間の滞在許可となります。
また、就労にはビザの他に、ワークパーミットも必要です。
タイで学ぶためのビザ ノンイミグラント-ED (国立の教育機関)
タイ教育省の認可を受けた学校教育で ある国立の教育機関(小学校・中学校 ・高校・大学)で教育を受ける目的で 入国・滞在する場合
タイで学ぶためのビザ ノンイミグラント-ED (私立の教育機関)
タイ教育省の認可を受けた学校教育 である私立の教育機関(小学校・中学校・ 高校・大学)で教育を受ける目的で入国・ 滞在する場合
インターナショナルスクール もしくは 私立大学が運営するインターナショナル プログラムに通う目的で入国・滞在する 場合
タイで学ぶためのビザ ノンイミグラント-ED (国立・私立以外の教育機関)
タイ教育省に教育機関として登録して いる私営もしくは会社経営の学校 (語学学校、ムエタイのトレーニング 学校、料理学校など)への入学目的で 入国・滞在する場合
リタイアメントビザ ノンイミグラント-O (年金受給者/リタイアメント)
退職後、年金を受給しながら タイに入国・滞在する場合
種別:シングル
ビザ期限:90日
滞在許可:90日
ノンイミグラント-O-A (1年 ロングステイ)
50 歳以上の者で、ロングステイを 目的としてタイに入国・滞在する 場合(就労禁止)
種別:マルチプル
ビザ期限:1年
滞在許可:1年
タイランドエリートビザ
上記のビザとは別枠の大使館では申請のできないビザです。
2003年にタイの法律に基づきスタートした、外国人長期滞在プログラム「タイランドプリビレッジ(タイランドエリート)」のメンバーのために特別に認められたビザです。
他のビザとは異なり、異例の長期マルチプルビザで、5年間の滞在が可能になります。メンバー期間が5年、10年、15年、20年となるので、メンバー期間に応じてビザは2回、3回、4回と発給が可能です。
このビザの特徴として下記に挙げられる大きな特徴があります。
- 年齢に関係なく、タイの長期滞在が可能になること
- ビザがマルチプルエントリービザであること
- ビザが長期間有効であること
- 入国時の滞在許可が1年間であること
- 申請が簡単であること(メンバーのビザ申請には申請書不要)