お問合せフォーム|タイ国内電話:0808-313-777|日本電話:0120-859-777LINEEnglish

タイ移住ガイド

子連れ移住の決断。タイ人の温かさに導かれたBuaさんのタイ生活 – Part 1

Buaさんは、十数回にわたるタイへの短期旅行やバックパッカーとしての経験を経て、子供を連れて家族でのタイ移住を決断しました。彼女の決断の背景には、まさに「タイ人の微笑み」――その温かさに惹かれたことがありました。

しかし、子供を連れての移住に不安はなかったのでしょうか? 旦那さんの反応はどうだったのでしょうか? 実際にタイで生活を始めて、日本との違いをどのように感じたのでしょうか? これらの疑問について、Buaさんに詳しくお話を伺いました。

【Bua Yasuko ❥ บัวさん】

2019年に家族と共にタイに移住。チュラロンコン大学でタイ語を学び、現在はインスタグラムやNoteなどのSNSを中心に、幅広いメディアで発信活動を行っています。また、ナダオバンコク制作の人気BLドラマ「I Told Sunset About You 〜僕の愛を君の心で訳して〜」に出演した経験もあり、その多才さで注目を集めています。

BuaさんのSNSアカウント: [Instagram] / [X] / [Note]

--初めてタイを訪れたきっかけを教えてください。

Bua: 初めてタイに来たのは一人旅で、実は失恋を癒すための傷心旅行だったんです。2013年のことです。当時、いくつかの国を訪れた経験はあったのですが、タイだけはまだ行ったことがなくて。でも、タイを舞台にした映画「ハングオーバー2」や「サヨナライツカ」が大好きで、どちらも舞台がタイだったんですね。だから、いつかはタイに行ってみたいと思っていて、それが実現したんです。

--その後、タイにハマったきっかけはなんだったのでしょう?

Bua: 一回の旅行ですぐにハマりました!初めてのタイ旅行はバンコクに3泊だけだったのですが、帰国してすぐに3ヶ月後のタイ行き航空券を買ってしまったほどです。初めてのタイで、女性一人旅だったので不安もありましたが、ホテルのスタッフや屋台の人たちがみんなニコニコしてウェルカムしてくれて。日本では、行き交う人々が少し怖い顔をしているように見えることもありましたが、タイの人たちは楽観的で、そういう部分にすごく惹かれたんだと思います。ローカルな部分にも全く抵抗がなかったですね。日本に帰ると、なんだかタイに引っ張られているような感じがして。戻りたいような、あそこが私の居場所みたいな感覚でした。

--その後、タイ旅行を繰り返すわけですが、どのような場所を巡っていたのでしょう?

Bua: バンコクだけでなく、チェンマイやタオ島、パンガン島など、いろいろな場所を巡りました。バンコクを拠点に、バックパッカースタイルで地方をいろいろと回ったんです。ただ、その時はまだ移住はぼんやりとしか考えていなくて、まさに夢のまた夢という感じでした。

--それから実際にタイへの移住を決断するターニングポイントはなんだったのでしょう?

Bua: 子供と訪れたのが大きいですね。子供が生まれて半年後、すぐにパスポートを取得して、子供と一緒にタイを訪れたんです。子供を連れてタイに来たら、見える景色がまったく違って見えました

--どんな風に違って見えたのですか?

Bua: とにかくタイの方々は子供にすごく優しいんです!正直、日本だと子供が泣き出したら「ごめんなさい」って感じで、肩身の狭さを感じることが多くて。レストランなんかにもなかなか入れないですよね。でも、タイではまったく違っていて、マッサージ屋さんや食堂など、どこに行っても皆さんが優しく接してくれて、子供とも遊んでくれるんです。

特に私の場合、片親育ちで実家に頼れず、さらに産後でメンタルが落ちて鬱気味になっていたこともあって、タイ人の優しさが本当に沁みました。でも、その時は「たまたま優しい人に出会えただけかも?」とも思っていて。だから、子供を連れて何度もタイに来たんです。で、何回来ても初めて会うタイの方々が席を譲ってくれたりして、日本にいる時よりも不便を感じることがほとんどありませんでした。

「ここで子育てした方が、親子ともに幸せになれるのでは?」と感じ、本格的に移住を考え始めました。

--Buaさんは何度もタイに来られていましたが、旦那さんはそうでもなかったんでしょう?移住する話をした時の旦那さんの反応はどうでしたか?

Bua: もちろん、二つ返事で「移住しよう!」とはなりませんでした。夫は私と違って、タイには短期旅行で2回しか来たことがなかったんです。だから、ほとんど未知の国でした。そこで、まずは私が子供と二人で半年間移住して、学生ビザを取り、語学学校に通いながら生活してみることにしたんです。それでダメそうなら戻る、移住できそうなら夫にも来てもらおうという計画でした。

で、実際に住み始めると、やはり問題なく過ごせました。半年後に夫もタイに来て合流しました。

--お二人ともタイに移住する際に不安などはありませんでしたか?

Bua: 私自身は、医療と子供の安全について不安がありました。海外は医療費が高いですし、タイの田舎では子供の誘拐事件が多発していると聞いていたので、バンコクに住んでいても常に子供と手を繋ぎ、トイレにも一緒に行くなど、目を離さないようにしていました。

夫は、最初の1年はタイの生活全般に不安を感じていたようです。すぐにお腹を壊すこともありましたし。でも、住めば都という感じで、1年もすればすっかり慣れました。

その他には、大きな不安はありませんでした。バンコクであれば日本食や日本の食材が豊富ですし、日本語通訳がいる病院もあります。外国の中では比較的住みやすい場所だと、旅行者時代から知っていたので。すでに子供に優しい国であることも実感していたので、大きな不安を持たずに移住できました。

--タイに移住して全体的に幸福度が上がったように見受けられますが、この点に関しては日本の方が良かったと思うことはありますか?

Bua: 美意識ですね。日本だとクーポンマガジンなどのおかげで、気軽にエステに行けていました。でも、タイだとあまりに安すぎる店だと不安があり、エステに行く機会は減りました。でもタイ語を身につけてからは、安くても信頼できるお店を見つけられるようになりましたが。

あとは、気候が年中暖かいせいか、ファッションへの関心が薄れたかもしれません。同じサンダルを何年も履き続けたりして、笑。流行に置いていかれている感じはありますね。

日本だと、そういった見た目に関して敏感でいられるのは良いことだと思います。

--タイに移住して特に成功だったと感じたことはなんでしょう?

Bua: やはり内面の変化、自己肯定感が上がったことではないでしょうか。幸福度も確実に上がりました。

クロントゥーイ・スラムの中に福祉財団があって、そこに寄付した際、何度かスラムの中を訪れたんです。そこでは沢山の子供たちがいて、スラムだけど彼らは不平を言わず、置かれた場所で幸せを見出している姿を見て、すごく感銘を受けました。

そういう経験が、きっと私の心の変化に繋がったんだと思います。ああ、私ももっと人生を大事にしようって。でも、肩肘を張らずに、ゆるく楽しくタイを楽しめたらなって思っています。

そういうポジティブな人生観を持てたことが、移住して成功したことの一つだと言えますね。

--ありがとうございました!

次の記事では、Buaさんにインタビューした「タイでの子育て」について詳しくご紹介します。ぜひお読みください!

「タイでの子育て、実際はどう?Buaさんが選んだ学校とタイの育児スタイル – Part 2」を読む

また、タイ語学習についての記事もご覧ください。

→ 「タイ語を学ぶBuaさんの挑戦。学習方法と学校選びのコツ – Part 3」を読む

タイでの長期滞在をお考えですか?タイランドプリビレッジでは、5年から最長20年までのタイ長期滞在を可能にする特別な長期マルチプルビザ【タイランドプリビレッジビザ】を提供しています。このビザを通じて、安心で快適なタイ生活を実現しましょう。

さらに、メンバー限定の空港送迎サービスや、タイでの口座開設など、タイでの生活を豊かにする多彩な特典もご用意しています。これらの特典は、タイでの生活をより充実したものにするためのサポートです。

今すぐ、タイランドプリビレッジのメンバーシップの詳細をチェックして、あなたの理想のタイライフをスタートしましょう。

この記事を書いた人

伊藤 良二

2017年より日本とタイを拠点に生活を開始。2019年にはタイランドプリビレッジ(旧タイランドエリート)に入会し、コロナ禍が収束した2023年から本格的なタイ移住をスタートしました。現在は、自身のブログやSNSを通じて、タイの魅力や生活情報を発信する傍ら、WEBライターとしても活動しています。

このブログでは、筆者が日常生活で得たリアルなタイのエリア情報や、移住者に役立つコンテンツを随時お届けしています。タイでの生活をより深く理解し、楽しんでいただけるような情報をお届けすることを目指しています。

関連記事

TOP