お問合せフォーム|タイ国内電話:0808-313-777|日本電話:0120-859-777LINEEnglish

タイ移住ガイド

バンコク一人暮らしに最適な住居とは?サービスアパートの魅力と探し方

タイで単身者が住居を探す際、「コンドミニアム」「アパート」「サービスアパート」の3つが主な選択肢となります(さらに言えば、「ムーバーン」「一軒家」「タウンハウス」なども選択肢に含まれますが、今回は単身者向けに焦点を絞ります)。

これら3つの選択肢にはそれぞれメリットとデメリットがありますが、筆者が特におすすめするのは、何よりも快適で面倒が少ない「サービスアパート」です

サービスアパートは、まるでホテルに長期滞在するような住環境を提供します。掃除サービスや洗濯・リネン交換が含まれているため、忙しい単身者にとって非常に便利です。一人暮らしの忙しさの中で、気がついたら1ヶ月も掃除をしていなかった、なんて経験がある方にはぴったりの選択肢でしょう。

さらに、プールやジムといった充実した共同設備が備わっており、家具や家電もほぼ全て揃っているため、スーツケース一つで即日居住を開始できる手軽さも大きな魅力です。

本格的な移住者が最初に選ぶ住居としてはもちろん、2拠点生活を考えている方にも最適な選択肢です。

今回の記事では、タイランドプリビレッジ会員としてタイに移住し、サービスアパートに居住した筆者が、実際の物件写真を交えながら、住み心地や物件の探し方まで詳しく解説します。

まず、サービスアパートとは「マンスリーから年単位で滞在できるホテルのような住居」と考えるとわかりやすいです。上述したように、家具家電が完備され、メイドサービス(掃除や洗濯。頻度は物件によって異なります)が付いているため、明日からでも生活を始められるのが最大の特徴です。

そのため、移住という大きなステップを踏まなくても、3ヶ月程度の中期滞在などでも多く利用されています。

筆者も本格的にタイに移住する前、日本とタイで2拠点生活を送っていた際には、タイ滞在中はサービスアパートを利用していました。やはり、スーツケース一つで生活をスタートできるため、2拠点生活者には非常に便利です。

さらに、レセプションには英語が通じるスタッフが常駐しているため、タイに慣れない外国人にとっても安心です。

充実したファシリティで快適な生活をサポート

サービスアパートの魅力の一つは、プールやフィットネスジムといった共用設備がホテル並みに充実している点です。近年では、サウナや温泉、レジデンスラウンジまで備わった物件もあり、快適な生活を支えるポイントが数多くあります。

単身者向けながらファミリーにも対応

メイドサービスがあるため、基本的に単身者の利用が多いですが、2ベッドルームや3ベッドルームの物件もあり、子連れやファミリーでの利用も可能です。

コンドミニアムとの違いとメリット

サービスアパートのもう一つの便利な点は、分譲コンドミニアムとは異なり、一棟まるごと管理事務所が管理していることです。これにより、入居手続きから滞在中のトラブルまで、すべて管理事務所が迅速に対応してくれます。

通常、コンドミニアムでは部屋でトラブルが起きた際、オーナーに連絡してから修理業者を手配するという二度手間が発生しますが、サービスアパートではレセプションに事情を話せばすぐに対応してもらえるのが大きなメリットです。

家賃相場とコストパフォーマンスの魅力

ただし、物件にもよりますが、家賃はやや高めに設定されています。30平米前後のスタジオタイプで新築のお洒落な物件なら35,000バーツ前後、1ベッドルームでは50,000バーツ前後が相場です

しかし、電気、水道、Wi-Fiが込みの場合もあり、立地やファシリティの充実度を考慮すれば、コンドミニアムよりもコストパフォーマンスに優れていることも少なくありません。

サービスアパート、コンドミニアム、アパートの比較

以下は、サービスアパート、コンドミニアム、アパートの主要な特徴を比較した表です。

もちろん、物件によって設備やサービスの内容は異なることがありますが、全体としての傾向を把握するための参考にしていただければと思います。この表を通じて、サービスアパートの利点がより明確に感じられることでしょう。

比較項目サービスアパートコンドミニアムアパート
家賃高め(35,000バーツ~)中程度(25,000バーツ~)低~中(15,000バーツ~)
部屋の内装・家具全室で統一されている部屋ごとに異なる全室で統一されている
部屋の電化製品生活必需品がほぼ揃っている生活必需品がほぼ揃っている生活必需品がほぼ揃っている
バスタブほぼ全ての物件に設置最近の物件では設置されていないこともある設置されていない物件も多い
ロビー・フロントほとんどの物件にありほとんどの物件になしほとんどの物件にあり
ラウンジ多くの物件にあり多くの物件にあり多くの物件にあり
大浴場一部物件にあり一部物件にあり一部物件にあり
フィットネスジム多くの物件に完備多くの物件に完備多くの物件に完備
プール多くの物件に完備多くの物件に完備多くの物件に完備
住民層主に単身者向け単身者も家族もあり単身者向けが多い
契約の柔軟性柔軟(短期~長期)通常1年契約物件により柔軟
管理体制一棟全体で管理オーナー経由一棟全体で管理

サービスアパートを探す方法としては、主に以下の3つの選択肢があります。

  • 自力で探す
  • 日系の不動産を利用する
  • 不動産ポータルサイト(英語)を利用する

自力で探す

自分で住みたいエリアを歩き回り、気になるサービスアパートを発見したら、直接レセプションに行き話を聞く方法です。タイではこの方法が一般的で、物件の内見もその場で行える手軽さがあります。ただし、エリアを広く見て回るため、多少の労力が必要です。

日系の不動産を利用する

最も手軽で安心な方法です。以下の日系不動産会社は、日本語対応のスタッフが在籍し、サービスアパートを多数紹介しています。

・石川商事(Ishikawa Shoji)

バンコクで20年以上の実績を持つ不動産仲介企業で、日本人駐在員やその家族に特に人気があります。契約後のサポートも手厚く、安心して住まいを選ぶことができます。

>>取り扱いサービスアパートの一覧

・T.K.Mハウジング

30年以上の経験を持つ日系不動産会社で、スクンビットエリアを中心に賃貸物件を提供しています。入居から退去までのサポートが充実しており、安心して利用できます。

>>取り扱いサービスアパートの一覧

不動産ポータルサイト(英語)

英語が必要ですが、物件の検索範囲が広く、多くの選択肢から選ぶことができます。簡単な英語力があれば、翻訳ツールを使って利用できます。

・Thailand-Property.com

タイ国内の不動産売買および賃貸市場に特化した主要ポータルサイトです。大手不動産開発会社と提携しており、最新の物件情報を提供しています。

>>バンコクのサービスアパートメント一覧

・PropertyScout.co.th

タイの不動産市場で急成長を遂げているオンラインプラットフォームです。特にバンコクでの物件検索や契約サポートが充実しており、信頼性の高い選択肢です。

>>バンコクのサービスアパートメント一覧

契約に必要なのはパスポートとデポジットのみ

物件が見つかったら、いよいよ契約のステップに進みます。嬉しいことに、サービスアパートの契約にはパスポートとデポジット(通常は家賃2ヶ月分)だけで手続きが完了します。もちろん、入居申込書への記入は必要ですが、持参すべきものはこの2つだけです。

日本でよく求められる収入証明書や住民票、銀行印、連帯保証人に関する書類、敷金礼金、仲介手数料などは一切不要です。

このシンプルさこそが、タイでの生活の魅力の一つです。

では、単身者がどのようなサービスアパートに住んでいるのか、具体例をご紹介します。以下は筆者が実際に内見し、滞在したサービスアパートの一例です。

家賃35,500バーツ〜。「電気、水道、Wi-Fi込み」のお洒落アパート

このサービスアパートは、バンコク・プロンポンに位置する8階建ての「スコープ・プロムシー」。

2023年に開業したばかりの新しい物件で、家賃は35,500バーツ〜。この金額には、Wi-Fi、電気代(上限1,800バーツ/月)、水道代(上限200バーツ/月)、週2回の清掃と洗濯、リネン類交換サービスが含まれています。

内装は高級家具ブランド「リーン・ロゼ(ligne roset)」で統一されており、非常にお洒落なデザインが魅力です。特にプールは、メキシコのダイブスポットである「セノーテ」をモチーフにデザインされており、都会にいながら自然の雰囲気を楽しめます。

単身者であれば、彼女を連れてきたら間違いなく喜ばれるサービスアパートです。

部屋もとてもお洒落です。

さらに、大浴場やサウナも完備。炊飯器が設置されている部屋もあり、単身者や夫婦世帯にぴったりの物件です。ウェブサイト: www.scopecollection.com

家賃5万バーツ前後〜。アソークの中心地に位置する立地抜群のアパート

BTSアソーク駅から徒歩7分の場所にあるこのサービスアパート「アッパースイーツ25(Upper Suites Sukhumvit 25)」は、特に単身の日本人駐在員に人気です。

サウナやプールに加え、ゴルフレンジも完備されており、設備が非常に充実しています。また、日本人慣れしたスタッフが在籍しており、一部のスタッフは日本語を話せる点も安心材料です。

充実したファシリティも◎。

清掃、洗濯、リネン交換は週3回行われ、アイロンがけされた衣類がクローゼットに綺麗にかけられているのは、単身者にとって非常に助かります。

写真を見るだけでも、この物件が非常に綺麗で利便性が高いことが伝わるでしょう。

このようなサービスアパートに住むことで、快適で満足度の高いタイ生活を送ることができます。単身者のタイ移住において、サービスアパートを選択肢に入れておくことは非常におすすめです。

この記事を通じて、バンコクでのサービスアパートがいかに単身者にとって魅力的な選択肢であるかをご紹介しました。探し方から契約手続きまで、手軽で安心な方法をお伝えし、筆者の体験を交えながら、実際の生活がどれほど快適であるかがご理解いただけたでしょう。タイでの生活をより豊かにするための選択肢として、サービスアパートは間違いなくおすすめです。

また、タイに慣れている上級者であれば、タイ独自の住宅形態であるムーバーンも視野に入れてみると面白いかもしれません。

関連記事: タイの住宅事情レポート ~タウンハウスのムーバーンに住む~

タイでの長期滞在をお考えですか?タイランドプリビレッジでは、5年から最長20年までのタイ長期滞在を可能にする特別な長期マルチプルビザ【タイランドプリビレッジビザ】を提供しています。このビザを通じて、安心で快適なタイ生活を実現しましょう。

さらに、メンバー限定の空港送迎サービスや、タイでの口座開設など、タイでの生活を豊かにする多彩な特典もご用意しています。これらの特典は、タイでの生活をより充実したものにするためのサポートです。

今すぐ、タイランドプリビレッジのメンバーシップの詳細をチェックして、あなたの理想のタイライフをスタートしましょう。

この記事を書いた人

伊藤 良二

2017年より日本とタイを拠点に生活を開始。2019年にはタイランドプリビレッジ(旧タイランドエリート)に入会し、コロナ禍が収束した2023年から本格的なタイ移住をスタートしました。現在は、自身のブログやSNSを通じて、タイの魅力や生活情報を発信する傍ら、WEBライターとしても活動しています。

このブログでは、筆者が日常生活で得たリアルなタイのエリア情報や、移住者に役立つコンテンツを随時お届けしています。タイでの生活をより深く理解し、楽しんでいただけるような情報をお届けすることを目指しています。

関連記事

TOP