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タイ移住ガイド

タイ語を学ぶBuaさんの挑戦。学習方法と学校選びのコツ – Part 3

前回の記事に引き続き、タイへ家族と共に移住されたBuaさんにお話を伺います。今回のテーマは「タイ語学習について」です。

Buaさんはチュラロンコン大学でタイ語を学び、その後、タイ語を活かしてタイのテレビドラマに出演した経験があります。また、タイ人との交友関係も築かれています。

今回は、そんなBuaさんに、タイ語を学ぼうと思ったきっかけから、学校選びのコツ、学習方法まで詳しくお話を伺いました。

【Bua Yasuko ❥ บัวさん】

2019年に家族と共にタイに移住。チュラロンコン大学でタイ語を学び、現在はインスタグラムやNoteなどのSNSを中心に、幅広いメディアで発信活動を行っています。また、ナダオバンコク制作の人気BLドラマ「I Told Sunset About You 〜僕の愛を君の心で訳して〜」に出演した経験もあり、その多才さで注目を集めています。

BuaさんのSNSアカウント: [Instagram] / [X] / [Note]

--まず、タイ語の勉強はいつから始めたのでしょうか?そして勉強をはじめたきっかけは?

Bua: 2017年頃からです。2019年に移住したので、移住する2年前ですね。もっとタイ人と深くコミュニケーションをとりたかったからです。それまでは、せっかくタイ人に親切なことをされても「センキュー」としか言えないことに歯痒さを覚えていて。また、買い物などでも、しっかりタイ語で話して自分の意志を伝えたいと思いました。

--チュラロンコンのタイ語集中プログラム「インテンシブ・タイ(ITP)」に通っていたとのことですが、学校選びのポイントはなんだったのでしょう?

Bua: 理由はいくつかありますが、チュラロンコンのタイ語学校は厳しいことで有名です。例えば、宿題がたくさん出るので、社会人が働きながら通うのは難しいのでは?と思うほど。でも、あえて厳しい環境に身を置くことで、タイ語を早く上達させたかったんです。また、タイの大学の雰囲気を味わってみたかったという理由もあります。

--実際、他のタイ語学校と比較してどうでしたか?

Bua: やはり生徒の質を含め、他のタイ語学校よりも集中して勉強できる要素が多かったです。

例えば、個々のレベルに合わせたクラス分けを徹底しているので、グループレッスンでも、できる人とできない人が分かれることがなく、できない人に時間を取られることがありません。

また、授業を受けに来ている人の多くが、タイで起業予定や駐在予定があるなどの理由から、本気でタイ語を身につけようとしている人が多い印象です。他のタイ語学校だと、ただおしゃべりしに来ているだけの人もいたりします。

ただ、その分授業料は比較的高めです。私が通っていた時は、1コース2万8千バーツ(だいたい40日間くらい)でした。まあまあいい値段ですが、1日3時間の授業内容が充実していたため、タイ語が身についていく実感は確かにありました

本気でタイ語を身に付けたい人にはおすすめできる学校です。

--チュラロンコンでも教材は出ていたと思いますが、他にどのような教材を使用していましたか?

Bua: 旅の指さし会話帳など基本的な教材も使いましたが、タイ人が日本語学習に使う「はじめての日本語能力試験 N3 単語2000」という教材がとても役に立ちました。

--なるほど。あえて本来タイ人用に作られた教材で勉強すると。

Bua: はい。ちょっと上級者向けですが、やり込むとすごく面白いんです。日本人向けのタイ語教材では見かけないような、クスッと笑えるフレーズなんかもあったりして、普通の教材で勉強するよりも効果的だと感じました。

--タイ語学習において特に難しかったことはなんでしょう?また、それを克服する方法は?

Bua: 皆さんおっしゃっていますが、やはり声調や発音といった日本語にない概念ですね。これはもう、めげずに繰り返し繰り返し発音して身につけるしかありません。とにかくドラマなどを見て、タイ人の発音を真似しまくります。タイ人の発音を聞き逃さないように意識していると、徐々にナチュラルなタイ人のような発音に近づいてくると思います。

そして、間違いを恐れないことも重要です。間違うと、タイ人がちゃんとした発音で言い直してくれるので、それをまた真似して復習を徹底します。

あと、難しいと感じるのはスラングですね。

--スラング!興味深いですね。

Bua: 例えば「タムタミ : ตะมุตะมิ」という言葉があります。意味は「かわいい」なんですが、いわゆる若者言葉のようなスラングなんです。これが流行ったのが今から4〜5年前で、今ではもうタイ人でこの言葉を使っている人はほとんどいません。今こんな言葉を使っていたら、ちょっとダサい人扱いされるかもしれませんね、笑。

--極端な例ですが、日本語で言う「チョベリバ」みたいな?

Bua: そうですね。だから、そういった背景や流行も含めて追いつかないといけません。若者言葉はドラマとかを見ていると結構学べます。ちなみに、タイにもオネエ言葉がありますよ、笑。

--タイ語を学ぶことで、タイ生活においてさまざまなメリットを実感されたと思います。

Bua: そうですね、やはりさまざまな面で世界が広がります。例えば、タイ人の友達ができたり、人によっては仕事に繋がることもあるのではないでしょうか。また、日本から旅行で来た友達を案内してあげられるのも大きなメリットです。日常生活でも、安くて質の良いお店を見つけられたり、文化を深く知ることもできます。あと、同じ日本人から一目置かれることもあるかもしれません。英語は話せる人が多いですが、タイ語を話せる人はそう多くはないですからね。

--やはりタイに住むのであれば、タイ語は身につけておきたいですよね。私も今度こそ挫折せずにタイ語を身につけようと思いました。最後に、今後の展望を教えてください。

Bua: ビジネスレベルのタイ語を身に付けたいです。医療系の仕事でも通用するようなレベルを目指しています。

--Buaさんのように子連れタイ移住を検討している人に向けて、なにかアドバイスをいただけますか?

Bua: 心配しないで来て大丈夫だと思います。もし心配ごとがあるなら、予防接種をしっかり受けたり、保険に入ったりして備えてください。まずは私みたいに短期旅行で様子を見に来て、本当に合うのかを確認してみると良いと思います。でも、決断は早めがいいですね。ベストなのは、子供が小学校の低学年くらいまでかなと思います。インターなどの授業スピードは早いので、ついていけなくならないように。

--貴重なお話をありがとうございました!

3回にわたり、Buaさんのインタビューを掲載させていただきました。どの記事も、移住を検討している方にとって非常に参考になる内容ばかりです。もしまだご覧になっていない場合は、ぜひVol.1「子連れ移住の決断。タイ人の温かさに導かれたBuaさんのタイ生活」やVol.2「タイでの子育て、実際はどう?Buaさんが選んだ学校とタイの育児スタイル」もご覧ください。

「子連れ移住の決断。タイ人の温かさに導かれたBuaさんのタイ生活 – Part 1」を読む

→ 「タイでの子育て、実際はどう?Buaさんが選んだ学校とタイの育児スタイル – Part 2」を読む

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この記事を書いた人

伊藤 良二

2017年より日本とタイを拠点に生活を開始。2019年にはタイランドプリビレッジ(旧タイランドエリート)に入会し、コロナ禍が収束した2023年から本格的なタイ移住をスタートしました。現在は、自身のブログやSNSを通じて、タイの魅力や生活情報を発信する傍ら、WEBライターとしても活動しています。

このブログでは、筆者が日常生活で得たリアルなタイのエリア情報や、移住者に役立つコンテンツを随時お届けしています。タイでの生活をより深く理解し、楽しんでいただけるような情報をお届けすることを目指しています。

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