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タイ移住ガイド

ジョムティエンビーチの住み心地と魅力を紹介。パタヤ移住者必見のエリア

タイ移住を考える際、パタヤに住居を構えることは、バンコク以上に魅力的な生活を想像させます。コンクリートジャングルとは無縁の青いビーチが広がり、都会のストレスから解放されたい人にとって、パタヤは理想的な居住地です。

その中でも、近年日本人から注目を集めているのが、パタヤビーチから南へ約5kmに位置する「ジョムティエン」です。このエリアは広大なビーチ沿いに広がり、目の前に広がる海を感じながら、静かに暮らせる環境が整っています。さらに、高層コンドミニアムの1ベッドルームが月15,000バーツから借りられるという居住費の安さも魅力です。観光客が多いため、食のバラエティも豊かで、日本人でも住み心地の良さを感じられるでしょう。

パタヤ移住を検討している人であれば、ジョムティエンは居住先として候補に入れるべきエリアといえます。

本記事では、タイ移住を検討している方に向けて、ジョムティエンビーチエリアの魅力や住み心地、コンドミニアムの詳細を詳しくお伝えします。

パタヤへの移住を検討している方であれば、ジョムティエンの名前を一度は聞いたことがあるでしょう。ジョムティエンビーチは、パタヤビーチに次ぐパタヤ第二のエリアですが、観光地としては少々地味です。

飲食店は豊富ですが、大きなショッピングモールはありません。また、バービア通りなどの歓楽街もありますが、場末感が漂っています。

それにもかかわらず、パタヤ長期滞在者や移住者の多くはジョムティエンビーチエリアを好みます。その理由は、ジョムティエンならではのリゾート感を味わえつつ、静かな環境を楽しめることにあります。

ジョムティエンビーチ

ジョムティエンビーチは、長さ約6kmの美しい砂浜が広がり、水上スポーツ(ジェットスキー、パラセーリング、スキューバダイビングなど)も楽しめます。平日は静かで落ち着いた環境が保たれており、週末には地元の人々や観光客で賑わいます​。

パタヤビーチが観光客や若者向けエリアだとすれば、静かなジョムティエンビーチはファミリー層や地元民向けエリアです。長期滞在あるいは移住となれば、観光客が集う場所よりも、静かで穏やかな雰囲気の場所を誰もが好むでしょう。

(ジョムティエンビーチロード。パタヤビーチに比べ交通量も少なく穏やか)

そして、ジョムティエンエリアはスワンナプーム空港と繋がるバスターミナルがあり、またビーチ周辺ではソンテウも走っています。公共交通機関も充実しています。また、歓楽街あふれるパタヤビーチへのアクセスが良いことも魅力です。

これらの理由から、パタヤに長期滞在するのであれば、ジョムティエンエリアは快適に過ごせるおすすめの場所です。

ジョムティエンの住居は、バンコクやパタヤビーチエリア周辺と比べて非常にリーズナブルです。シービューがある高層コンドミニアムでも、1ベッドルームで月15,000バーツから住むことができます。

同じクオリティのコンドミニアムをバンコクで借りる場合、月2万バーツはくだらないでしょう。このように生活費全体が安く、それでいてクオリティの高い生活を送れるのがジョムティエンの魅力です。

以下は、実際に筆者が内見したコンドミニアムの例です。

アクア コンドー(Acqua Condo Jomtien)

セカンドロード沿いの好立地に位置するコンドミニアム。50mの大きなプールの他、キッズプールなどの充実したファシリティを完備。1ベッドルームの部屋を1年契約で月14,000バーツから。

ザ リヴィエラ ジョムティエン(The Riviera Jomtien)

セカンドロードでも特に目立つ高層コンドミニアム。1ベッドルームのシティビューの部屋で月19,000バーツ。

アンドロメダ コンドミニアム(Andromeda Condominium)

プラタムナックに位置し、月19,000バーツから住むことができます。

ジョムティエンは細分化すると多数のエリアが存在しますが、外国人が住みやすいエリアは主に以下の3つのエリアです。

  • ビーチロード沿い
  • セカンドロード
  • プラタムナック

地図引用:OpenstreetMap

いずれのエリアにも不動産をはじめ、携帯ショップ、カフェなどが存在するため、不便を感じることは少ないでしょう。

ジョムティエンビーチロード沿い

ビーチに近く、リゾート感を満喫できるエリア。観光客も多く、活気がありますが、平日は比較的静かです。

(巨大なナイトマーケット「ジョムティエンナイトマーケット」もある)

コンドミニアムなどの住居については、実際にビーチロード沿いに立っている物件は少なく、多くはセカンドロードとの間のソイ(Soi)に立っています。住居についてはオーシャンビューの部屋が多いのがおすすめのポイントです。

セカンドロード周辺

飲食店や小規模なショッピングセンターが多く、生活に便利なエリアです。交通アクセスも良好で、ソンテウやバスが頻繁に通っています。

プラタムナック

プラタムナックは静かで高級感のあるエリアです。丘の上に位置するため、パタヤ湾の美しい景観を楽しむことができます。また、レストランやカフェも充実しており、文化的な魅力も豊富です。観光スポットも多く、観光客が訪れるエリアでもあります。特に有名なスポットには、ビッグブッダやプラタムナックヒルの展望台などがあります。

しかし、このエリアにはいくつかのデメリットも存在します。スーパーなどの生活必需品を手に入れる場所が少なく、ビーチからも若干距離があります。また、住居費はビーチロードやセカンドロードに比べて高額になりがちです。さらに、丘陵地帯であるため坂道が多く、日常の移動にはやや不便を感じることがあります。

利点が多い一方で、デメリットも少なからずあるのが正直なところです。定住を考えるのであれば、まずはじっくりと下見をすることをおすすめします。

ジョムティエンは観光客が多いエリアであり、そのため買い物施設や医療施設も充実しています。代表的なスーパーとして「FOOD MART」があり、生活必需品の入手が容易です。医療施設では「ジョムティエン病院」が外国人居住者の健康管理を支えています。

主なスーパー「FOOD MART」

FOOD MARTは、幅広い食料品と日用品を取り扱っています。特に、ヨーロッパの人々に人気のある食材や製品が豊富です。例えば、パン、チーズ、ワインといったアイテムが充実しており、西洋風のドレッシングや多種多様な缶詰、パスタソースも取り揃えられています。ローカルなスーパーとは異なり、欧米人向けのラインナップが特徴的です。

生活必需品全般もカバーしており、キッチン用品も多彩に揃っています。ほとんどの必需品がここで揃うため、長期滞在者を意識した品揃えと言えるでしょう。また、肉類は単品売りからパック販売まであり、価格もビッグCと比較してリーズナブルです。

ジョムティエン病院(Jomtien Hospital)

ジョムティエン病院は2020年にスクンビット通り沿いに開設された大規模な病院です。外国人向けの健康診断サービスも充実しており、多くの居住外国人が利用しています。

提供されている健康診断パッケージには以下のものがあります。

  • 35歳以下向け:脂質プロファイル解析を含む基本的な健康診断パッケージ。
  • 36歳から59歳向け:一般的な健康診断サービスを提供。
  • 60歳以上向け:早期疾患発見を重視した包括的なパッケージ。

また、英語での対応が可能なため、外国人にとっても安心して利用できる環境が整っています。

(ジョムティエン民の台所「ロムポー市場」)

バンコクやパタヤビーチに比べると、ジョムティエンの日本人居住者の数はまだ少ないですが、このエリアは確実にロングステイや移住先として注目を集めつつあります。

ジョムティエンは、開発案件や建設可能な用地が多く、さまざまなプロジェクトが進行中で、これからのタイ移住先として大きな可能性を秘めています。ジョムティエンの発展と共に、新たな住まいとして検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

伊藤 良二

2017年より日本とタイを拠点に生活を開始。2019年にはタイランドプリビレッジ(旧タイランドエリート)に入会し、コロナ禍が収束した2023年から本格的なタイ移住をスタートしました。現在は、自身のブログやSNSを通じて、タイの魅力や生活情報を発信する傍ら、WEBライターとしても活動しています。

このブログでは、筆者が日常生活で得たリアルなタイのエリア情報や、移住者に役立つコンテンツを随時お届けしています。タイでの生活をより深く理解し、楽しんでいただけるような情報をお届けすることを目指しています。

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