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タイ移住ガイド

ウドムスックの住みやすさを解説!ローカル感漂う今後注目のエリアとは?

ウドムスックは、バンコク都バンナー区に位置し、BTSウドムスック駅(Udom Suk / สถานีอุดมสุข)を中心とするエリアです。この地域は、ローカルな雰囲気が色濃く残りつつも、近年では新興住宅地として注目を集めています。BTSが開通した2011年以降、都心へのアクセスが向上し、住宅や商業施設が急速に発展しました。

特に西洋人を中心に、オンヌットに次ぐローカル感を楽しみながらも快適に生活できる場所として評価され、居住者が増加しています。ウドムスックは、バンコクの中でもこれからさらに成長が期待されるエリアとして、その存在感を強めているのです。

今回の記事では、ウドムスックの住みやすさに焦点を当て、住環境や生活コスト、地域の雰囲気、そして交通アクセスについて詳しくご紹介します。ウドムスックでの生活を考えている方にとって、必見の情報をお届けします。

(ウドムスックの中心地。Udom Suk Road.)

ウドムスックが新興住宅地として注目を集め始めたのは、2011年にBTSウドムスック駅が開通してからです。この駅の開業により、バンコク都心への通勤が格段に便利になり、エリア全体が急速に発展しました。通勤の利便性向上に加えて、さまざまな住宅や商業施設の建設が進み、地域の魅力が増しています。

さらに、2012年には大型商業施設「メガバンナー」が開業し、ウドムスックの住宅地としての価値がさらに高まりました。この開発により、バンナー区全体が「東の中心地」としての地位を確立しています。

(巨大商業施設「メガバンナー」)

現在でもローカル色が強く、主にタイに詳しい人々が住む地域と見られがちですが、チョンブリー方面や空港方面への通勤の利便性も高いため、日本人居住者も徐々に増えています。

また、現在開発中の「バンコクモール」は、面積100ライ、内部利用可能面積120万㎡以上、総投資額500億バーツをかけた巨大プロジェクトです。このモールが完成すれば、ウドムスックは居住区としてだけでなく、観光地としてもさらに知名度を高めることでしょう。

ウドムスックはローカルなエリアでありながら、BTSプロンポン駅まではわずか7駅、所要時間は約20分と、非常に利便性が高いエリアです。さらに、駅下のバス停からはメガバンナー行きの無料シャトルバスが発着しており、買い物にも大変便利です。

ウドムスックとバンナーの間にはスカイウォークが設置されており、徒歩での移動も快適です。駅周辺にはショッピングモールやローカルな市場が点在しており、生活に必要な施設が揃っているため、快適な生活を送ることができます。

渋滞に関しては、バンコク中心地であるプロンポンやアソークに比べると比較的緩和されていますが、それでもラッシュ時には大渋滞が発生することもあるため、注意が必要です。

ローカル屋台群が隣接する駅前のコミュニティモール『ワン・ウドムスック』

BTSウドムスック駅の目の前に位置する『ワン・ウドムスック』は、日本食レストランやファストフード店、ツルハドラッグなどが入居する便利なコミュニティモールです。モールのすぐ隣には、地元の屋台が並び、新鮮な生鮮食品や衣類などを扱うローカル色豊かな市場が広がっています。

このエリアは、ウドムスック住民にとって日々の生活に欠かせない場所となっています。

BTSから徒歩で行ける便利な大型スーパー『マクロ』

タイ全土に展開する大型ホールセールストア『マクロ(Makro)』が、BTSウドムスック駅から徒歩圏内に位置していることも、ウドムスックエリアの利便性を高める要素の一つです。マクロでは、業務用食品から家庭用の食材、日用品まで幅広い商品を取り揃えており、特に野菜や果物、肉類はTopsと比べても価格がリーズナブルです。

タイ最大の巨大商業施設『メガバンナー』

IKEAをはじめ、数多くの日本食チェーン、映画館、ボウリング場、キッズスペースなど、多彩な施設が揃うタイ最大の商業施設『メガバンナー』。ウドムスック周辺に住むのであれば、最も頻繁に訪れる場所の一つになるでしょう。上述のように、BTSウドムスック駅からはシャトルバスサービスが運行しており、アクセスも非常に便利です。

地元の魅力を味わうナイトマーケットと人気カフェ

BTSウドムスック駅周辺には、在住日本人でも一部しか知らないナイトマーケットや、カフェ巡りが趣味の人に知られるおしゃれなカフェが最近開業しています。こうした施設は、ウドムスックでの滞在をさらに楽しく彩ってくれるでしょう。

【ウドムスック通りのナイトマーケット / ウドムスック ウォーク】

タイ料理、日本食、韓国料理、洋食など、さまざまな飲食店屋台が連なる大規模なナイトマーケットです。地元の雰囲気を楽しみながら、豊富な料理を堪能できます。

BTSウドムスック駅前に位置するおしゃれなカフェ「La Mesa Coffee Co.」は、若者や外国人にも人気の写真映えスポットです。落ち着いた雰囲気で、コーヒーやスイーツを楽しみながら、リラックスしたひとときを過ごせます。

BTSウドムスック駅周辺には、タワー型コンドミニアムから単身者向けのコンド、2ベッドルームのファミリー向け物件まで、幅広い選択肢が揃っています。家賃相場は、50平米以上の2ベッドルームで月額約20,000バーツ、35平米前後の単身用コンドミニアムで月額約15,000バーツ前後です。

バンコク中心地に比べると若干リーズナブルですが、オンヌットエリアとほぼ同等の価格帯といったところです。特に駅近のタワー型コンドミニアムは、やや高めの設定となっています。

(例:駅前のコンドミニアム『IDEO Blucove Sukhumvit』)

さらに、ウドムスック周辺(オンヌットより東側)に進むと、以前の記事で紹介した「ムーバーン」という一軒家も選択肢に入れられるようになります。バンコク中心部よりも選択肢が広いことも、ウドムスックの魅力の一つです。

関連記事: タイの住宅事情レポート ~タウンハウスのムーバーンに住む~

いずれにせよ、駅近のコンドミニアムやムーバーンを選べば治安は比較的良好であり、タイの生活にある程度慣れている人であれば、不安や不便を感じることはほとんどないでしょう。

確かに外国人の居住者はそれほど多くはありませんが、駅周辺は人通りが多いため、安心して生活できます。

(BTSウドムスック駅前の通り)

バンコクでは基本的に英語だけでも生活できますが、それは主にバンコク中心部に限った話です。スクンビット通りの東側で言えば、オンヌットまでは英語のみでも生活が可能ですが、それよりも東に進むと、タイ語が多少でもできないと、日常生活で不便を感じることが増えるでしょう

例えば、ウドムスックのメイン通りである「ウドムスック通り」を歩くと、ほとんどの店の看板がタイ語のみで表記されていることがわかります。

タイ語が読めないと、看板を見てもその店が何を提供しているのか判断できないこともあります。

さらに、クリニックや美容院、ペットホテルなど、日常的に利用する施設でも、タイ語がわからないと細かい要望を伝えるのが難しくなります。そのため、結局はバンコク中心部のスクンビット通り周辺にある、英語や日本語が通じる店に頼らざるを得ないケースも出てくるでしょう。ウドムスックは開発が進んでいるとはいえ、タイに慣れていない人にとっては「どローカル」と感じるエリアです。そのため、タイ語を少しでも身につけておくと、日常生活が格段に快適になります。

ウドムスック近くのインターナショナルスクールには、以下のような学校があります。これらの学校は、外国人ファミリーや地元の富裕層に人気があります。

バークリー インターナショナルスクール(Berkeley International School)

アメリカンカリキュラムを採用し、WASC(Western Association of Schools and Colleges)の認定を受けています。450席の講堂や空調完備の体育館、オリンピックサイズのプールなど、充実した施設が整っています。また、多国籍な生徒が集まっており、国際的な学習環境が提供されています。

学校WEB: www.berkeley.ac.th

アングロ シンガポール インターナショナルスクール(Anglo Singapore International School)

シンガポールカリキュラムをベースにした教育を提供しており、幼稚園から高校までの一貫教育を行っています。特に数学や科学に強みがあり、多文化環境で学びたい家族に適しています。

学校WEB: anglosingapore.ac.th

子供が遊べる施設

① ポロロ アクアパーク(Pororo Aquapark Bangkok)

セントラルプラザ バンナーの屋上に位置する「ポロロ アクアパーク」は、韓国の人気キャラクター「ポロロ」をテーマにした家族向けのウォーターパークです。約10,000平方メートルの敷地には、4つの高いウォータースライダーや、子供たちが楽しめる遊び場プール、家族全員でリラックスできる流れるプールなどが揃っています。安全性にも配慮されており、複数のライフガードが常駐しています。

② ラーマ9世公園(Suanluang RAMA IX)

ラーマ9世公園(Suanluang RAMA IX)は、1987年にプミポン国王の60歳の誕生日を記念して開設された、バンコク最大の公共公園です。広大な敷地には湖、植物園、ジョギングやサイクリングコースなどがあり、家族連れや運動愛好家に人気のスポットです。毎年12月にはフラワーフェスティバルが開催され、色鮮やかな花々が公園を彩ります。バンコクの喧騒を離れ、自然の中でリラックスできる貴重な場所です。

ウドムスックは、バンコクの中でもローカルな雰囲気が色濃く残りつつ、利便性を兼ね備えたエリアです。BTSウドムスック駅を中心に、通勤やショッピングに便利な立地でありながら、タイらしい生活を感じられる環境が整っています。

この記事で紹介したように、インターナショナルスクールや多彩な商業施設、地元のナイトマーケットやおしゃれなカフェなど、ウドムスックは家族連れから単身者まで、幅広い層に対応できる魅力があります。一方で、まだまだ発展途上の部分もあり、タイ語が少しでもできると生活がよりスムーズになる点は留意が必要です。

今後、さらなる開発が進めば、ウドムスックはバンコクの中でもより魅力的な居住地となるでしょう。ローカルな雰囲気を楽しみつつ、利便性も重視したい方にとって、ウドムスックは非常に住む価値のあるエリアといえます。自分にとって最適な住環境を求める際には、ぜひ一度ウドムスックを候補に入れてみてください。

関連記事①: オンヌットエリアガイド。ローカルと快適な生活が共存する街

関連記事②: プラカノンエリアガイド。日本人に愛されるローカルタウン

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この記事を書いた人

伊藤 良二

2017年より日本とタイを拠点に生活を開始。2019年にはタイランドプリビレッジ(旧タイランドエリート)に入会し、コロナ禍が収束した2023年から本格的なタイ移住をスタートしました。現在は、自身のブログやSNSを通じて、タイの魅力や生活情報を発信する傍ら、WEBライターとしても活動しています。

このブログでは、筆者が日常生活で得たリアルなタイのエリア情報や、移住者に役立つコンテンツを随時お届けしています。タイでの生活をより深く理解し、楽しんでいただけるような情報をお届けすることを目指しています。

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